空き家処分・実家整理

古い家を処分したい!売れない実家を『荷物丸ごと』買い取ってもらう手順

公開日: 2026年7月13日 監修: 負動産リサイクルセンター 専門家チーム

相続した実家や、長年放置してしまった古い家をいざ処分しようとしたとき、最大の障害となるのが「家の中に残された大量の荷物(残置物)」です。

タンスや冷蔵庫、衣類、布団、食器、さらには思い出の品までが山積みになった古い家を前にして、「まずは片付けてから売りに出してください」と不動産会社に断られ、途方に暮れている方は非常に多くいらっしゃいます。

この記事では、古い実家を荷物が丸ごと残った状態で処分・買い取ってもらうための現実的な手順と費用相場、失敗しない選び方を分かりやすく解説します。

1. なぜ古い家は「荷物丸ごと」だと売れにくいのか?

一般的に、中古住宅を売りに出す(仲介する)場合、売主の責任で室内を完全に「空(から)」にするのが原則です。これにはいくつかの理由があります。

理由①:買い手の購入意欲が著しく下がる

家を買おうと考えて内覧に訪れる人は、「自分がそこに住むイメージ」を描きに来ます。他人の生活感が強く残り、荷物やゴミで溢れていると、リフォームの計画も立てづらく、購入候補から真っ先に外されてしまいます。

理由②:不用品処分にかかる高額な費用

一般的な一軒家をまるごと片付けるための「遺品整理・不用品回収」の費用は、荷物の量や家の広さによって異なりますが、約30万円〜100万円以上かかります。 不動産会社としても、この費用負担を誰がするのか(売主か買主か)でトラブルになることを嫌うため、最初から「片付けてから相談してください」と伝えるケースが多いのです。

2. 荷物を残したまま古い家を処分する3つの選択肢

では、自分で片付ける時間や資金がない場合、どうすれば荷物丸ごとの状態で手放せるのでしょうか。主に以下の3つのアプローチがあります。

【選択肢1】不用品整理業者を自分で呼び、その後に売却する

先に手出しで処分費用(数十万円)を支払い、室内を綺麗にしてから通常の仲介で売却する方法です。高く売れる見込みのある「立地が良い物件」であれば、この方法が最も手元にお金が残りますが、売れなかった場合は処分代が赤字になります。

【選択肢2】訳あり不動産専門の買取業者に「現状買取」を依頼する

一般の不動産会社ではなく、買い取った後に自社で片付けやリフォームを行う「買取専門業者」に売る方法です。片付け費用は「買取額から差し引かれる」ため、初期費用の持ち出しはゼロで済みます。ただし、相場より大幅に安い価格での買い取りになります。

【選択肢3】不動産の「有料引き取りサービス」を利用する

「田舎すぎて買い取りすら断られた」「建物の老朽化が激しく、雨漏りやシロアリ被害がある」という場合、買取業者も手を出しません。その場合の最終手段が、費用を支払って名義を完全に引き取ってもらう「有料引き取り」です。荷物が残ったままでも、司法書士を通じて安全・確実に名義変更が可能です。

3. 売れない古い家を「荷物丸ごと」処分する具体的な手順

実際に「現状のまま買い取ってもらう(または引き取ってもらう)」場合の手順を説明します。

  1. 物件情報の整理と写真撮影
    まずは、物件の所在地、土地・建物の面積(固定資産税の納税通知書があるとスムーズです)を確認します。また、家の中の荷物がどの程度残っているか、スマートフォンのカメラで各部屋を撮影しておきます。
  2. 専門業者への見積もり依頼(無料)
    現状買取に対応している業者、または有料引き取りの専門窓口に問い合わせます。荷物の写真を送るだけで、現地に行かなくても概算の費用や買取価格を出してくれる業者が増えています。
  3. 現地調査と価格確定
    業者が現地を訪れ、建物の状態と荷物の量を実際に確認します。これにより、不用品処分費用を含めた「最終的な買取提示額」または「引き取り費用」が確定します。
  4. 売買契約・引き取り契約の締結
    条件に納得できれば契約を結びます。この際、契約書に「残置物は現状のままで引き渡し、売主は処分義務を一切負わない(現状有姿の特約)」という文言が入っていることを必ず確認してください。
  5. 決済および名義変更手続き(登記完了)
    司法書士が立ち会い、法務局へ名義変更の登記申請を行います。これをもって、あなたが抱えていた古い家と大量の荷物に関するすべての権利と義務が、新しいオーナーへ移転します。

4. 仲介や買取で断られた場合の最終解決策「有料引き取り」

「いくつかの買取業者に打診したが、立地が田舎すぎてすべて断られた」 「荷物片付けの見積もりを取ったら100万円と言われ、支払う余裕がない」

そのような場合の解決の鍵が、当窓口(負動産リサイクルセンター)が提供する「有料不動産引き取り代行サービス」です。

通常の買取業者と異なり、私たちは物件の再販価値のみで判断しません。ご負担いただく「引き取り処分費用」を元に、専属の司法書士チームが法的な手続きをすべて代行し、あなたの名義から完全に物件を切り離します。もちろん、家具や家財道具、ゴミがそのままであっても、現状のままで一括して引き取りが可能です。

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5. まとめ:悩んでいる間にも維持費はかかり続ける

古い実家を「いつか片付けよう」と思いながら放置していると、以下のような見えないコストとリスクが積み重なっていきます。

  • 毎年かかる固定資産税の支払い
  • 建物の崩壊や放火リスクによる近隣からの苦情・損害賠償リスク
  • 誰も住んでいない家の管理に通うための時間と交通費

荷物を自分で片付けるのが体力的に、または資金的に難しいのであれば、「荷物丸ごと」で引き受けてくれる専門家に一日でも早く相談し、将来の不安を永久に解消することをおすすめします。

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